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B2Bのデジタルマーケティングは本当に重要なので、セミナーを企画中。

作成者: 高広伯彦 Nori Takahiro |2014/11/15 3:51:00

一ヶ月ほど前に、某媒体系の編集長と話をしていて、

「最近は家電で知られる大手メーカーもB2B、特に海外でのB2Bの売上比率を上げるという発表をしていて、かつ、日本はそもそも製造業を中心にB2Bの企業が多いのに、なぜかマーケティング業界では、B2Bマーケティングの重要性が語られることも少なく、このままだとB2Bマーケティングの遅れによって日本の企業がグローバルで負けるかもしれない。とりわけ、ボストンで毎年秋に開かれている”B2B marketing forum”など見ていると、B2Bこそがデジタルをもっと活用したマーケティングをすべきという風潮だし、eloquaやMarketo、HubSpotのようなマーケティングソフトウェアも世界的に使われている。ここらで御社のような会社が”B2Bデジタルマーケティング”のセミナーを開催すべきではないか」

と進言をしたところ、私、高広も監修者そして講師として参加することになり、企画が進んでいます。

「B2B企業にとっては、グローバル規模でもデジタルマーケティングの活用はビジネス拡大に影響する非常に重要な領域になってきているにも関わらず、日本国内では日本ではB2Bのデジタルマーケティングに関する講演やセミナーがほとんどない」

と書くと、各所からお怒りがありそうですが、例えばWebサイトの改善に関するコミュニティや、リードナーチャリングやスコアリング、メールマーケティング、データベース・マーケティングに関するセミナーはこれまでも数多くあったものの、統合的かつ網羅的に、ブランディング、リードジェネレーション、リードアクイジション、リードナーチャリング、セールス連携、セミナー活用、デジタルPRなどを学べるセミナーは皆無だったように思います。

B2Cとくらべ、よりビジネスと直結したマーケティングになるB2Bは、マーケティング業界に属するものとして、地味ながら非常に面白い領域です。B2B企業は”出したい広告媒体が無い(=ターゲットとなる人々が集まる媒体がない)”ことも多いため、必然的に、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティング、デジタルPRなどを駆使したブランディングとリードジェネレーションが重要になり、それらで獲得したリード(見込み客)をどのように育成していくかということで、見込み客の行動ベースのマーケティング(サイトやメールのパーソナライゼーションやリードナーチャリング)へとつながり、その先にセールスへとバトンタッチしていくという、一気通貫したマーケティングが必要となってきていますし、しかもそれが可能な世の中になってきているのですが、まだまだ日本の現状は進んでおりません。

今回の「B2Bデジタルマーケティングセミナー」は、以前よりB2Bマーケティングサービスを提供している事業者側の人々やクライアント側のB2Bマーケターによるケーススタディや、学術研究者によるB2Bマーケティングの基本的知識・コンセプトの理解、そしてワークショップといった構成で企画が進んでいます。11月末から12月の頭には詳細が公開されるかと思いますので、ご期待ください。

また、B2B企業のマーケターの方で、こういう話を聞きたい、こういう課題の乗り越え方を知りたい、こういう学びを得たいというのがありましたら、ぜひ contact@sukedachi.jp までご意見いだけるとありがたく思います。

※ご連絡いただいた方には上記セミナーの詳細を追ってお伝えいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。